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東日本大震災 西日本県外避難者連絡会(まるっと西日本)

2011年10月31日午後5時台放送

NHKラジオ第一『関西ラジオワイド』(関西2府4県向け)インタビューコーナーで放送された内容(要約)です。
およそ30分のインタビューコナーでした。

NHK大阪放送局 11階RN-1スタジオにて

キャスター:住田功一アナ、石倉美佳さん

ゲスト:「東日本大震災 西日本県外避難者連絡会(まるっと西日本)」
     吉岡恵子呼びかけ人&古部真由美呼びかけ人

<住田>
きょうは、東日本大震災で東北や関東から関西周辺に避難してきたみなさんの横のつながりを持とうと、「西日本県外避難者連絡会」を呼びかけられたお二人にお越しいただきました。

<石倉>
福島県南相馬市から避難してこられた、吉岡恵子(よしおか・けいこ)さん。
茨城県つくば市から避難してこられた、古部真由美(ふるべ・まゆみ)さんです。
よろしくお願いします。
愛称が「まるっと西日本」なんですね。

<吉岡>
「西日本県外避難者連絡会」の愛称の「まるっと西日本」は、近畿にかかわらず、中四国、九州、北陸など西日本の皆さんとつながりたい、
丸ごと繋がりたい。という趣旨でつけました。

<吉岡、古部>
ボランティアも、支援者も、主義主張なくつながりたいです。
愛媛の方、福井の方とも連絡をとりつつあります。
つながりあうことで、メリットがあると思います。

<石倉>
お二人はどのような避難生活を送っておられるのですか?

<吉岡>
福島から友達や知り合いのいない関西へ高齢両親ときょうだいと避難。
私と姉は府営団地に移りました。
公的ルートで来なかったので他の人とつながりたかったんです。

<古部> 茨城県から子供と避難。関西に実家が。
災害を体験していない方に共感してもらえず、つらかった。
子供の前では元気にとふるまい、残してきた夫も気がかりでした。
子供は震災のショックや、お友達にさよならが言えなかったりで、避難当初は辛かったようです。

<住田>
東日本大震災で県外避難してこられた方は、公的ルートで移ってこられた方(公営住居への入居者)だけで、961世帯、2565人。(まちづくり支援協会 10月22日まとめ)
福島、宮城、茨城、千葉、東京の順。関東からも多い。

<古部>
関東からは、放射性物質への不安での母子避難が多く、不安を抱えている人も多い。そうした人たちも応援していきたいと思っています。

<住田>
総務省のデータでは、関西2府4県に約4000人が避難者として登録している。
届け出た人だけなので、これを上回る人が避難してきている可能性がありますね。

<吉岡>
届け出ていない人は多い。実態はつかみづらいところだと思います。


<住田>
春以降、関西でもそれぞれの地域で「交流会」があったり、生活物資の支援がありました。
それなりに、避難者の皆さんがつながってきたと思っていたのですが、それとは違ったつながりを求めているんですか?

<吉岡>
交流会も趣向を凝らして支援していただき、ほんとうに感謝しています。
支援を受けるばかりで心苦しいこともあり、遠慮もありました。
同じ立場の避難者同士の情報交換も、またいいのではと思ったんです。

<住田>
交流会で、大切なつながりも、もちろんできたわけですけどね。

<吉岡>
そうなんです。

<古部>
私は震災以来、時間がストップしていました。
震災のショックや放射線の不安で悶々としていました。子供のためにはがんばって明るいお母さんにならなければと思っていた。そんな人も他にいるのではないでしょうか。
そういう人も、「西日本県外避難者連絡会」にアクセスしてくださればと思います。

<住田>
「交流会に出てこない人をどうするか、でもその人たちがどこにいるか見えない」と、支援団体の人も言っていました。
古部さんのような避難者の方は、関西にいっぱいいらっしゃるでしょうね。

<古部>
いままでの普通の生活から、一瞬にして避難することになってしまった。この現実のギャップを受け入れるのにも時間がかかります。
「支援するからおいでよ」と言われても、この現実に向き合うのに時間がかかると思います。

<住田>
避難者同士、声を掛け合うなら、つながる可能性があるわけですね。

<古部>
関東から避難してきたので、「東北支援」の集いには出られなかったし、子供もいますから大きなイベントには足を運べなかったし…。

<住田>
具体的な活動はどのように進めていきますか?

<吉岡>
まず公営住宅の入居期限で悩んでいる人が多いんです。
どこにいつまで住めるのか? 住む場所によって条件が違うし、悩んでいる人は多いんです。

<住田>
公営住宅の無償の入居期限について調べてみました。
  兵庫県、京都府、京都市……2年まで
  神戸市……2012年3月11日まで
  大阪府、大阪市、堺市、奈良県、和歌山県…1年
  滋賀県…6カ月だが事情を聴いて1年まで延伸している
  大阪府内には3カ月更新の市営住宅もある。

<吉岡>
落ち着いて先を考えることができないんですよね。

<石倉>
そういったこともつながりがなければ、分からなかったんですよね。

<古部>
つながりがあれば、お互い情報交換もできるし…。

<吉岡>
東北の人は、お願いするのが言いづらい…。
ある程度数がまとまれば、「お願いしましょう」ということも言えると思うんですけど。

<石倉>
そのほかどんな情報を知りたいと、避難者の皆さんは思っているのでしょうか?

<吉岡>
東京電力とのやり取りをどうすればよいのか。
分厚い書類、お年寄りの方は難しい。

<住田>
どう読みこなして、手続きとればよいか。
みんあと情報交換できればいいなということですね。

<古部>
それと、母子避難の人たちの中には、放射性物質への心配をしている人も多い。
お互いにつながって、引きこもらないで声を出しあわないと…。
問題に立ち向かえないと思う。

<住田>
教育環境の問題もあると…。

<古部>
どこにどんな学校があるのか、わからないと悩む声もある。
祖父母が孫と避難、というケースもあるし、父親が東日本に残っている家族も多く、お母さんは相談する人がいない。
保護者同士がつながったほうが、元気が出る。
「情報をもらう」、ではなく、「お互い得た情報を与えあう」ほが元気が出るんじゃないかと。

<吉岡>
多くの人がつながれば、情報量も増えるはず。

<石倉>
では、具体的にどうつながっていくのでしょうか?

<古部>
まず、ホームページにアクセスしていただければ。
検索キーワードは「まるっと+西日本」
気軽に携帯で読めるメールニュースも開始する。
気になる情報があれば、テーマごとに勉強会も開いていきたいです

<石倉>
たとえばどんなテーマで?

<古部>
住居や、仕事など…。
現実を見つめていきたい。
一歩を踏み出す連絡会でありたいと思います。

<住田>
ひとことで「県外避難者」といっても、思いや立場はきっと様々ですよね。

<吉岡>
津波被害と、原発被害。
警戒区域の人と、自主避難の人。
母子避難、家族避難。
若い世代、お年寄り。
など、さまざま。事情も違う。
情報が多くないと、マッチした支援は難しいと思う。

<古部>
避難者の方と多く関わってきて気がつく事は、
みなさん県外避難するときに地元で周囲に非難されたり、ひきとめられたりしながらも、勇気を出して県外避難を選んで来られた人が多いということなんです。
半年たって仮設住宅の建設が追いつき戻ろうとされる方もいますが、受験生や、乳幼児、介護の必要な人を抱えている人、戻っても仕事がない人などは移住を考えている人もいます。

<吉岡>
それぞれの考えや思いは、尊重されるべきだと思います。
認めあって、みんなでつながっていければ…と思います。


<住田>
もう一度、「西日本県外避難者連絡会 まるっと西日本」に参加して情報を交換するにはどうすればよいか、教えてください。
ホームページがあると。

<古部>
検索キーワードは「まるっと+西日本」です。

<住田>
これでメールニュースの配信も、申し込めるようにするということですね。

<住田>
最後に、ラジオを聞いている県外避難者の方にメッセージを…。

<古部>
私たちに気軽にアクセスして、つながりあえるように、「私はここに避難しています!」とメールを遠慮なく送って欲しいです。

<吉岡>
こちらに来て、関西の手厚い支援に私たちは感謝しています。
どうか、みなさんの地元の避難者の方とつながりたいので、情報を提供していただければ助かります。私も出向きますので…。
これからもよろしくお願いします。

<住田>
各地の支援も大切にしながら、また滋賀、和歌山、奈良…各地の支援団体の支援を受けている避難者の人たちともつながりたい、ということですね。

<住田>
お忙しい中、きょうはありがとうございました。
『西日本県外避難者連絡会(まるっと西日本)』の設立を呼び掛けていらっしゃる、吉岡恵子さん、古部真由美さん、おふたりにお話しをうかがいました。

東日本大震災 西日本県外避難者連絡会(まるっと西日本)のWebサイトはこちら
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by fukushimakyoto | 2011-11-08 23:24 | 避難者支援情報 | Trackback | Comments(0)

福島原発事故、東日本大震災により京都に避難してきている避難者と支援者でつくっている「うつくしま☆ふくしまin京都」のブログです


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