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城南新報の記事より 10月22日の茶話会が報道されていました!

城南新報 2011年10月23日の記事より

大震災避難者らが交流 府南部で初の茶話会 (民間の支援団体)

情報交換する避難者と支援者  東日本大震災、福島第一原発事故で京都に避難してきた被災者と支援者で構成する『うつくしま☆ふくしまin京都』は22日、茶話会を宇治市生涯学習センターで開き、10人が情報交換した。
 これまでは京都市内で2度開催したが、今回初めて府南部で企画。ホットスポットの栃木県那須塩原市から宇治市に、福島市から京都市にそれぞれ自主避難している女性をはじめ、神奈川県川崎市から京都への避難を検討している母子が参加した。
 支援者サイドは事務局の奥森祥陽さんらが出席。最初に原子力損害賠償紛争審査会の動き、食品の放射能測定などについて現状を報告し、意見交換に入った。
 今回、参加したのは放射能からの避難者(予定者含む)ばかりとなったため、話題は放射能汚染に集中。原発の爆発事故直後の話として「口内炎ができた」「毎日疲れが取れず、ダルさがあった」などと体への影響を口にした。
 京都での避難生活に関しては「勉強会などこれだけ取り組みをしている地域はない。なんとなく安心する」などと評価。その一方で「仕事と家がセットなら避難しやすい。家が片付いても焦ってしまう」と要求すると、奥森さんが「行政の臨時職員は来年3月末までが多い。恒久的な仕事を職安などに要望していく必要がある」とまとめた。
 元々居住していた地域については「水道水への危機感がない」「声を挙げようとしても奇人扱いされるので、健康被害が出るまで待つしかない」などと不満をぶつけた。
 避難検討者は「放射能から逃げているのに追いかけてくる。小さい子供がいるので給食の検査はしてほしい。スーパーでは産地を偽装していないか疑ってしまう。なんとか内部被爆は避けたい」と切実な思いを口に。奥森さんから京都の不動産会社の情報提供を受け、参考にしていた。
 ただ、懇談の中では「福井の原発が心配」といった声や「思わず帰りたいと漏らすことがある」との本音も聞かれた。
 終了後、避難者らはお互いの個人情報を交換。新津八重子さん(62)=市広野町=は「初めて参加したが、交流ができてよかった」と感想。主催者では今後も定期的に茶話会を開き、避難者と支援者のネットワークを構築し、避難者の力になることにしている。
by fukushimakyoto | 2011-11-12 02:35 | 主催イベント案内&報告