2015年 09月 23日
「自主避難者の住宅無償提供の継続を求める請願」の採択を求める要請書
拝啓 初秋の候 ますますご清祥とお喜び申し上げます。
平素は、原発事故避難者のためにご尽力いただき厚くお礼申し上げます。
さて、東京電力福島第一原発事故から4年半が過ぎましたが事故は未だに収束せず、放射性物質は放出され続けています。
政府は、「帰還困難区域(年間50ミリシーベルト以上の区域)」以外の避難指示区域について、2017年3月までに避難指示を解除し、2018年には損害賠償を打ち切ることを明らかにしています。また、福島県は県外避難者に対する避難用住宅の提供を2017年3月で打ち切り、「新たな支援策」に移行することを決めました。
しかし、福島県が示した「新たな支援策」は、県外避難者が避難生活を継続するためにはきわめて不十分な内容であるといわざるを得ません。
民間賃貸住宅家賃の 補助については、期間を2年程度とし、1年目は家賃の1/2を補助、2年目は家賃の1/3補助する程度であると報道されています。これでは、現在の「みなし仮設住宅」(無償)から移転することは困難です。
つきましては、貴議会の6月議会で継続審査となっている「自主避難者の住宅無償提供の継続を求める請願」につきまして、全会派、全議員一致して採択いただきますよう、よろしくお願いします。
敬具
2015年9月16日
自由民主党 福島県議会議員会 御中
民主・県民連合議員会 御中
ふくしま未来ネットワーク 御中
日本共産党福島県議会議員団 御中
公明党福島県議会議員団 御中
福島・みどりの風 御中
福島県議会議員 矢島義謙 様
住所 京都市伏見区両替町9-254 北川コンサイスビル203号
名前 原発賠償京都訴訟原告団 共同代表 福島敦子
by fukushimakyoto
| 2015-09-23 08:29
| 避難用住宅問題