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原子力損害賠償紛争審査会(原陪審)委員へ区域外避難者の声をぶつけよう!

 みなさまへ 奥森@事務局です。

 原陪審で区域外避難者に対する賠償の議論が始まりました。
 しかし、その内容は、区域外避難者の被害に対する完全賠償を図るものなのか、はなはだ疑問です。議論の帰趨によっては、訴訟も検討しなければならなくなります。

原陪審が区域外避難者・避難できなかった人への完全な賠償を「指針」にもりこませるために、今この時期に、さらに大きく取り組みを進めていかなければなりません。

 避難者のみなさん、特に区域外避難者のみなさん。原陪審の委員に避難者の声を届けるために、ぜひ、手記(被害状況や避難者の思い)を書いてください。
 
 27日の院内集会(とすねっと等主催)の後、原陪審事務局に要請します。
 ぜひとも、よろしくお願いします。

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日テレニュース

原発事故の自主避難者「損害賠償の対象に」(東京都)

http://news24.jp/nnn/news89023642.html

 福島第一原子力発電所の事故を受けて自主的に避難した人々が20日、国の損害賠償紛争審査会に初めて出席し、自主避難者を損害賠償の対象に含めるよう訴えた。

 原発事故による損害賠償の対象や範囲の目安を示した国の中間指針では、国が指定した避難区域の住民に対しては避難費用や営業損害などを賠償すべきと明記している。しかし、避難区域以外の地域から自主的な判断で避難した人々への賠償については、結論が先送りされていた。
 
20日は、自主避難者や支援者らが初めて紛争審査会に出席し、自主避難者を損害賠償の対象として指針に盛り込むよう求めた。

 家族が自主避難している男性「自主避難者ということで、きょう、私は呼ばれました。しかし、自主ではありません。怖くて逃げたんです」

 自主避難している女性「自主避難者を補償するということは、お金の補償だけではないと思う。自主避難の補償、それ自体が、自主避難の権利を認めることなんです。自主避難の権利が欲しいんです」

 また、出席者からは「放射能に対する不安を抱えながらも、様々な事情から避難できずにいる人々に対しても賠償が必要だ」との意見が出された。

 審査会は、これらの意見を踏まえて自主避難者への賠償の範囲などを指針に盛り込む方針。
by fukushimakyoto | 2011-10-27 12:01 | 避難する権利と賠償問題