2011年 06月 26日
【報告】うつくしま☆ふくしまin京都
6月25日に開催した「第1回うつくしま☆ふくしまin京都ー避難者の集い」の報告です。
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6月25日、京都で原発避難者のネットワーク「うつくしま☆ふくしまin京都」がスタートした。このネットワークは、福島から避難してきている20代のKさん(男性)、Iさん(女性)と京都のサポーターが3回の相談会を開き準備してきたものだ。
当日参加した避難者は7家族11人。
交流の中では、「周りの人が話す京都弁を聞くだけで孤立する。これまでつらさを話す機会がなかった。忘れられるのが一番怖い」「戻りたいと思うけど福島は何も変わっていない。政府の情報に屈したくない」「茨城から放射能が怖くて避難してきた。京都で何とか住む家を確保したが、仕事は見つからない。行政は私たちを避難者として扱ってくれない」など、それぞれが抱える不安や苦しみを出し合った。
放射能汚染からの避難について、南相馬から家族で避難してきた女性は、「南相馬では逃げ出したと言われる。男性の抵抗も大きく避難したくてもできない人が多い」と話した。さらに、両親を残して自分一人で避難してきた20代の女性に対して、「命をつなぐ女性として避難を選択したことは絶対に正しい」と話しかけた。
この集いの一番大きな成果はこの点にあるといえる。避難者どおしが放射能汚染からの避難は正しい選択であったということを確認しあったことはきわめて重要である。
次回の「うつくしま☆ふくしまin京都」は7月23日に開催する。子どもたちも楽しめる企画としてたこ焼きパーティも行う。
さらに多くの避難者に参加してほしいと考えています。集いでは放射能問題の学習や行政への要求、要望などについても話し合いたい。
by fukushimakyoto
| 2011-06-26 02:22
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