2011年 10月 27日
【報告】10・27「原発区域外避難者への支援と完全賠償を求める院内集会」
私(奥森)は、10月27日、午前10時からの「福島のおんなたち100人の座り込み」に参加し、11時30分に参議院議員会館に移動し、12時からの院内集会に参加しました。院内集会終了後は、文部科学省に移動し、原子力損害賠償紛争審査会事務局に、「要請書」と区域外避難者の手記(7名分)を提出し、区域外避難者、避難できずにいる人への賠償を指針に盛り込むこと、原陪審委員に要請書と手記を必ず届けるように申し入れました。

10月27日(木)12:00から、参議院議員会館地下会議室で、「原発事故区域外避難者への支援と完全賠償を求める院内集会」が開催されました。原発事故30キロ圏外(区域外)からの避難者有志と、首都圏で区域外避難者の支援をしている弁護士や司法書士などで作る「東京災害支援ネット」(略称、とすねっと)が主催しました。

とすねっと代表の森川清弁護士は、「区域外避難者の賠償問題が少しずつ前進してきた。区域外避難者の声を届け続けていくことが大事」とあいさつしました。

とすねっとが取り組んできた区域外避難者の支援の取り組みを、きらきら星ネット共同代表の信木美穂さん(司法書士)が報告。きらきら星ネットは、とすねっとの構成団体の一つで、区域外避難の子どもたちのサポートをしています。

参加した区域外避難者からは、「『自主避難』と言われるがそうではない。避難しなければならなかった。国は私たちをサポートしてほしい」「子どもを屋外活動させられないところが生活できる場なのか。子どもを守るた目には避難しかなかった。福島に住みたい私たちがなぜ、福島に住めないのか」「福島の伊丹を政府も国会もわかっていない」「国の偉い方は、この土地で子や孫を育てたいか、本気で考えてほしい」などと訴えがありました。
お話をきていて、涙がでてきました。最近、涙腺ゆるいのです。
★うつくしま☆ふくしまin京都 の取り組みを報告
私も院内集会で京都での取り組みを報告させていただきました。
私は、最初に、避難者の方も支援者の方も、そしてマスコミのみなさんにお願いしました。「「自主避難」という言い方はやめようと。区域外から避難してきている人は、好き好んでで避難してきたのではなく、避難を余儀なくされている。放射能から命を守るために避難する権利は、憲法上も国際的な規定に照らしても認められている。避難する権利がルことを明確にして、区域外避難者も、避難できずに被曝し続けている人にも、完全に賠償を認めさせようと訴えました。
その後、区域外避難の方に書いていただいた手記のごく一部を紹介しました。
そして、これまでの取り組みと今後の方針については、レポートに基づいてお話させていただきました。

院内集会には、多くの国会議員がきていました。社民党、民主党、共産党議員からの挨拶がありました。
集会は最後に、区域外避難者の具体的要望事項と集会宣言を確認して終了しました。
*集会宣言は別途投稿してます。
