2015年 10月 25日
医療問題研究会の新刊の紹介→「甲状腺がん異常多発とこれからの広範な障害の増加を考える」
題名は、講演の題名と同じで「甲状腺がん異常多発とこれからの広範な障害の増加を考える」です。前作の「低線量・内部被曝の危険性」の続編となっています。
今回は、福島県の「県民健康調査」のデータを科学的に分析し、すでに公表されている「小児甲状腺がん」の異常多発(アウトブレイク)にとどまらず、様々な健康障害が増加することを科学的にあきらかにし、国や福島県に速やかに対策を取ることを訴えています。
当日は、新刊本などの販売もいたしますので、ぜひ、ご参加ください。
*第4回公聴会はこちら→ http://utukushima.exblog.jp/21695772/
よろしくお願いします!

甲状腺がん異常多発とこれからの広範な障害の増加を考える
医療問題研究会 編著
●A5判 並製 151ページ
●定価1,296円(税込)
●ISBN978-4-86377-040-9
去る5月18日、福島「県民健康調査」甲状腺検査評価部会は、112人が甲状腺がんと判定されたことを、他の統計と比べ「数十倍のオーダーで多い」と公式文書ではじめて「多発」を認めた。
前著「低線量・内部被曝の危険性」でこの事態を危惧し、危険性を訴えてきた医療問題研究会が、これまでの知見を踏まえ、「健康調査」のデータを科学的に分析し、福島の実態を見据えつつ、甲状腺がん多発の正確な評価を示し、これからの広範な障害の増加に警鐘を鳴らす。
被ばくの現実に真摯に向き合うことなく、また被害の最少化に努力しようとしない政府・原子力ムラの姿勢は今すぐ正されなければならない。
目次 |
第1章 甲状腺がんの異常多発 |