2011年 08月 26日
【重要】政府交渉 福島の子どもたちを守れ!食の安全と避難の権利
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共同プレスリリース
2011年8月25日
政府交渉 福島の子どもたちを守れ!食の安全と避難の権利
子どもたちを放射能から守る福島ネットワーク
福島老朽原発を考える会(フクロウの会)
国際環境NGO FoE Japan
グリーン・アクション
美浜・大飯・高浜原発に反対する大阪の会(美浜の会)
国際環境NGOグリーンピース・ジャパン
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NGO6団体、厚労省、食品安全委員会、文科省らと交渉
食品安全委員会の「生涯100ミリシーベルト」は事故後の高い被ばくを容認するもの、
求められる「年1ミリ」の順守
特定避難勧奨地点について「地域としての指定」を強く要請
http://www.foejapan.org/energy/news/p110825.html
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上記6団体は本日8月25日、参議院議員会館(東京都千代田区)で厚生労働省、食品安全委員会と交渉。続けて、原子力災害対策本部原子力被災者生活支援チーム、原子力安全員会、文部科学省と交渉を行い、「食品中に含まれる放射性物質の食品健康影響評価(案)」の問題点、そして避難区域の設定のあり方、子どもの被ばく限度20ミリシーベルトの見直しなどについて問いただしました。
現在の食品の暫定規制値は、年間最大17ミリシーベルトの被ばくを許容する可能性があり、きわめて高い規制値となっています。現在、この見直しの前段階として、食品安全委員会が策定した「食品中に含まれる放射性物質の食品健康影響評価(案)」が今月27日まで、パブリック・コメントにかけられています。しかし、この評価(案)は、「100ミリシーベルト未満については、現在の知見では健康影響の言及は困難」であることを理由にして、100ミリシーベルト以下の健康被害への影響がでないかのような扱いとなっています。
交渉で明らかになったのは、この評価案は生涯について何年とは決めずに評価をしていることです。これではリスク評価にさえもなりません。年々被ばく量が低下するというイメージ図については、低下する具体的根拠を示していません。生涯100ミリシーベルトは、1年ごとに割り振ることはなく、事故直後の高い被ばくを認め、また、子どもや乳幼児が高い被ばくを受けることを許容しています。これは、年1ミリシーベルトという現在の公衆の被ばく限度を取り払ってしまうものです。さらに、100ミリシーベルト以下は健康影響なしとして、直線閾値なしというICRPと日本政府の規制の基本的な概念をも「採用していない」と明言しました。これは、現在の国内の放射線防護に関する規制を踏みにじるものです。100ミリシーベルトを事実上閾値としています。統計の信頼性に問題があると自らが勝手に判断し、子どもの影響については、具体的には何も示していません。
参加者は、100ミリシーベルト未満で起こったチェルノブイリの健康被害の例、積算5.2ミリシーベルトで労災の認定がおりていること、原爆被爆者の低線量での認定の実態をあげて、なぜ、これらを無視するのかと問いただした。また、同評価案で「生涯100ミリシーベルト」を基準としたことについては、極端に高い被ばくを許容することにもなりかねず、「年1ミリシーベルトを守るべき」と強く要請しました。
原子力災害対策本部・原子力安全委員会との交渉では、特定避難勧奨地点を指定中の伊達市霊山で、霊山からの参加者が、一つの敷地に、親世帯、子世帯が住んでおり、片方が指定、片方が指定されなかったという事例が報告され、0.1マイクロシーベルトの違いで親子が分断されている事態の解消を求めました。また、世帯ごとの指定は非現実的であるとして、区域としての指定を求めました。これについて対策本部は、回答を持ち帰る旨答えたため、主催団体が、事実確認と改善を求め、文書による回答を求めました。
福島市大波、渡利については、6月20日から高い線量を示していたため、主催団体が繰り返し地元での説明会を求めてきた。この問題については、未だ「検討中」という回答でした。
「いつまでも平行線をたどっている場合ではない。今日、実質的な進展をしなければならない。いま、この段階でも、住民は被ばくし続けているという現実を踏まえて対応しましょう」と市民側は強く求めました。
避難の基準となる積算線量の算出について、原子力安全委員会は、内部被ばくも含めるべき、また、解析ではなく実測に基づいた評価を求めるとの見解を示していましたが、これまで対策本部は、実測に基づいて評価をしていませんでした。主催団体、参加者は、対策本部に、原子力安全委員会と同じ見解であることを確認し、今後は内部被ばくについて実測に基づいて積算線量を算出するよう求めました。
福島県の県民健康管理調査については、WBCおよび尿検査の検出限界値は、非常に高い(注)という指摘に対して、原子力対策本部は、「これは、内部被ばくで1ミリシーベルト以上かどうかをみるものであって、具体的に個人が何ミリシーベルトの被ばくを受けたものかを調査したものではない。高いと言われている検出限界値はおよそ、0.2ミリシーベルトに相当し、検出限界以下であれば、『県民の安心のため』という調査の目的は果たせる」と述べました。被ばくの実態を明らかにし、影響を最小限に抑えるための調査ではなく、実態を隠した「県民の安心のための」調査にすぎないことが明らかになった。これでは県民の健康を守ることはできない。
注)先行調査のWBCの検出限界は、320Bq(CS-134)、570Bq(Cs-137)となっている。日本成人男性で平常時セシウム体内量は30Bq程度、核実験による汚染がひどかった1964年で530Bq程度というデータ(Cs137のみ)がある。また、尿検査の検出限界13Bq/Lは、市民団体によって検出されたセシウム量の10倍である。
最後に、学校暫定目安として20ミリシーベルト/年、3.8マイクロシーベルト/時の見直しに関しては、学校内1ミリシーベルトとし、内部被ばくも、従って給食も含めることが確認されました。主催団体、参加者は、「子どもたちを守るため、学校外も含めてトータルで年1ミリシーベルトという基準とすべき」と要請し、文科省は、その基本姿勢については認めました。
参加者からは、「食品の規制値については、厚労省は現在の事態を深刻に受け止めて、子どもや乳幼児に対して厳しい規制をするべきだ。英知を集めて子供たちを被ばくから守らないといけない」、「生涯100ミリではなく、年1ミリシーベルト以下にすべき」。さらに、「自主的避難に関しては、経済的支援を行い、放射線量が高いところは集団疎開を行い、除染が終わって安全が確保されたら戻るように支援してほしい」などの声が続きました。
上記6団体は交渉に先立ち、放射線量が高い地域からの避難や、子どもを含む県民の内部被ばく検査の実施、法令1ミリの遵守とそのための食品規制値の見直しを求める「福島の子どもたちを守るための緊急署名」49,775筆を、原子力災害対策本部長、福島県知事、文部科学大臣、厚生労働大臣宛てに提出しました。
<本件に関するお問い合わせ>
福島老朽原発を考える会(フクロウの会)阪上武 090-8116-7155
国際環境NGO FoEJapan 満田夏花090-6142-1807
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by fukushimakyoto
| 2011-08-26 23:14
| 対政府交渉
2011年 08月 26日
【重要】東京電力が仮払い対象を追加(南相馬市)
奥森@うつくしま☆ふくしまin京都 事務局です。
東京電力が発表した、仮払いの対象追加のプレスリリースです。
http://www.tepco.co.jp/cc/press/11082502-j.html
避難等による損害への「追加仮払補償金」のお支払い対象追加について
平成23年8月25日
東京電力株式会社
このたびの当社福島第一原子力発電所及び福島第二原子力発電所の事故により、発電所周辺地域の皆さまをはじめ、広く社会の皆さまに大変なご迷惑とご心配をおかけしていることを、改めて、心よりお詫び申し上げます。
当社は現在、事故に伴い避難等を余儀なくされた方々へ、避難等により発生した損害等への充当を前提に、「追加仮払補償金」をお支払いさせていただいております(本年7月5日お知らせ済み)が、このたび、地方公共団体が住民に一時避難を要請した区域*1にお住まいの方を新たにお支払いの対象とさせて
いただきますので、お知らせいたします。(詳細は別紙)
なお、避難による損害への「仮払補償金」(本年4月15日お知らせ済み)のご請求をいただきました方につきましては、ご請求いただきました「世帯主様または世帯の代表者様」のご郵送先へ、請求書類を郵送させていただきます。
「仮払補償金」のご請求以降、ご郵送先等のご変更がある場合は、以下までご連絡いただきますようお願い申し上げます。
当社は、引き続き、原子力損害賠償制度の枠組みの下で、原子力損害賠償紛争審査会の指針を踏まえ、本補償を早期に開始すべく、準備を進めてまいります。
*1 「東京電力株式会社福島第一、第二原子力発電所事故による原子力損害の範 囲の判定等に関する中間指針」における「第3 政府による避難等の指示等 に係る損害について」に掲げる「地方公共団体が住民に一時避難を要請した 区域」
以 上
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<原子力事故による損害に対する補償に関するお問い合わせ先>
福島原子力補償相談室(コールセンター)
電話番号:0120-926-404
受付時間:午前9時~午後9時
[書類郵送先]
〒105-8730 東京都千代田区内幸町一丁目1番3号
(郵便事業株式会社 芝支店 私書箱78号)
東京電力株式会社 宛
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by fukushimakyoto
| 2011-08-26 19:13
| 避難する権利と賠償問題
2011年 08月 24日
読売新聞から 放射線量2年で半減、居住地域除染で基本方針
奥森@事務局です。
読売新聞(電子版)に次の記事がでていました。
◆放射線量2年で半減、居住地域除染で基本方針
http://www.yomiuri.co.jp/feature/20110316-866921/news/20110823-OYT1T01137.htm
政府は、東京電力福島第一原子力発電所事故で飛散した放射性物質で汚染した地域の放射線量や子供の被曝線量の低減目標などを定めた除染の基本方針を固めた。
除染によって、2年後までに
〈1〉居住地域の放射線量(空間線量率)の半減
〈2〉子供の1日あたりの被曝線量を現在の60%程度低減
――するなどの目標を掲げた。近く開催の原子力災害対策本部で決定する。
基本方針は、除染作業の国、地元自治体の役割分担を明確にした。
積算線量が年間20ミリ・シーベルトを超える警戒区域や計画的避難区域については、国が主体的に除染するとし、20ミリ・シーベルト以下の地域は地元の自治体が中心となって除染計画を立てるよう求めている。
既に、各自治体は比較的線量の高い地域を対象に、独自の手法で除染に着手しているが、国は効果的な手法などをまとめたガイドライン(手引)を作成し、除染技術の提供、専門家の派遣などで支援する。
除染によって、20ミリ・シーベルト以下の地域は1ミリ・シーベルトを目指す。
(2011年8月24日09時59分 読売新聞)
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by fukushimakyoto
| 2011-08-24 11:28
| 放射能問題
2011年 08月 17日
8・17「子どもの声を政府に届けよう!」がとりくまれた!
今日行われた「子どもの声を政府に届けよう」(主催・子どもたちを放射能から守る福島ネットワーク)の報道です。
山本太郎、福島の子どもたちとともに内閣府、文科省、保安院の役人と対峙
「場当たり的なことはやめてください!」と声を荒げる
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110817-00000025-flix-movi
シネマトゥデイ 8月17日(水)19時18分配信
17日、俳優の山本太郎が衆議院議員会館にて、子どもたちを放射能から守る福島ネットワークが主催の「子どもの声を政府に届けよう!」に参加した。
この日、永田町の議員会館には4人の小中学生たちが福島から自分たちの声を政府に届けるためにやってきた。「福島県民よりもお金が大切なんですか?」「福島の子どもたちは、プールにも入れません。マスクをして、登下校をしているのに、基準値を何十倍も引き上げて、どうして安全と言えるんですか?」「こんなことになった、原発がわたしは大嫌いです」まっすぐな意見が、子どもたちから向けられるなか横一列に並んだ内閣府、文科省、保安院の10名の"おとな"たちは、うつむくばかり。
6月に転校をしたという女の子は、「わたしは6月に転校をしてとても悲しい思いをしました。友達も泣いて別れを惜しんでくれました。こんなふうにバラバラになっていくのは、わたしたちにとって耐え難く悲しいことです。出て行った人も残った人もお互いのことが心配でたまりません。ですから、わたしたちが学校の友だちとみんなで安全な場所に避難できるよう、真剣に考えてください。そして、わたしたちが避難している間に、森も山も川も田畑も、福島県全域を徹底的にきれいにする計画を立てて、実行してください。わたしたちが将来安心して暮らせるよう、最大限の努力をしてください」としっかりとした口調で訴えた。だが、大人たちからの回答は「いまの皆さんの意見は持って帰ってできる限りのことをします。除染はしっかりとやっていくことを先週表明しました」「早く帰れるように、頑張ります」と集団疎開など具体的なことについてはまったくふれず、除染への"最大限の努力"を話すばかり。この態度に対し、山本が、「補償はどうするつもりなんですか? 除染したって、毎日毒
が出続けているんだから住めるわけないでしょう。場当たり的なことはやめてください」と思わず声を荒げる場面もあった。
あいまいな、はぐらかすような回答ばかりが目立つ大人からの回答に失望感でいっぱいな子どもたちの様子に、「(今日のやりとりをみた)感想は残念の一言に尽きます。でも仕方がないと思うのは、おそらく決定権がない方々。だからおっしゃることは"持って帰って"ばかりです。持って帰ってもそこからは何も生まれないんでしょう。でも今日の子どもたちの話を聞いたことで、個人レベルでは、変えて行きたいと思ったはずです。皆さんかつては、こんなときに人々を救いたいという熱い思いでいまの仕事につかれたはず。だから、皆さんにお願いしたいのは、皆さんにも戦って欲しい。やっているふりはいりません。この子どもたちは、これから先の日本を支えていく子たちです。子どもたちのために勇気を出して戦ってください」と真剣な表情で訴えた。また、北海道から帰ったばかりの山本に、この日決定した北海道の泊原発に関して記者から質問が及ぶと、「もう原発は動かしちゃダメだと思う」と訴える福島の子どもたちとともに「いったい福島の事故でなにを学んだのか? なにも学んでいない!」と再稼働への怒りを伝えた。
この日は数か月前に山本が文科省の前で20ミリシーベルト問題を訴えたときに比べると、数えきれないほどの報道陣が駆けつけ、テレビ局、新聞各社が山本を取り囲んだ。ニコニコ動画での生放送は、2万人近くの人が見守った。事務所を辞め、福島の子どもたちのために立ち上がった山本の決意は、マスコミを動かした。「僕ら大人が子どもたちを守らなければいけない。子どもたちのために、勇気を出して戦ってください」という彼の想いは、日本中の大人たちの心にどのように伝わっていくのだろうか。(編集部・森田真帆)
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by fukushimakyoto
| 2011-08-17 23:09
| 対政府交渉
2011年 08月 14日
『ダッ!ダッ!脱・原発の歌』『原発さえなければ』制服向上委員会
歌詞
ダッ!ダッ!脱・原発 ダッ!ダッ!脱・原発
ダッ!ダッ!脱・原発 ダッ!ダッ!脱・原発
それはそれは とても許せないお話
例え例え国の政策だとしても
危ないことが起きてしまったのに嘘吐いて
「ただちに人体に影響は無い」なんてね
それがそれが素晴らしい発明だとしても
それはそれは 習わない言葉があふれ
ベクレルセシウム メルトダウンにタービン建屋
モニタリングに 高いマイクロシーベルト
もう忘れないから 原発推進派
安全だったらアナタが住めばいい
みんなに迷惑かけちゃって
未熟な大人で恥ずかしいよね
ダッ!ダッ!ダッ!ダッ!ダッ!脱 脱・原発を
ダッ!ダッ!ダッ!ダッ!ダッ!脱 大きな声で
世界へ向けて叫ぼう 危険な現実を
こんな時も 政治家さんはダメですね
いつもいつも富と名誉の事ばかり
自然を生きる 野生の鳥たちには想定外 (想定外です!)
避難地域が どこからどこかわからない
もう忘れないよ 原発事故の事
覚えておこう 被害の大きさ
大地と海 二次災害 人の心にまで
ダッ!ダッ!脱・原発 ダッ!ダッ!脱・原発
私たちは忘れない 原発事故の事
忘れないから 原発推進派
安全だったらアナタが住めばいい
みんなに迷惑かけちゃって
未熟な大人で恥ずかしいよね
ダッ!ダッ!ダッ!ダッ!ダッ!脱 脱・原発を
ダッ!ダッ!ダッ!ダッ!ダッ!脱 大きな声で
世界へ向けて叫ぼう 危険な現実を
ダッ!ダッ!脱・原発 ダッ!ダッ!脱・原発
ダッ!ダッ!脱・原発
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by fukushimakyoto
| 2011-08-14 00:28
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